RamDiskをいろいろ試した結果Primo Ramdiskにした

2020年5月19日追記

自宅のパソコンをWindows10にした際に、またPrimo RamdiskをインストールしてRamDiskを作成しました。そのときの設定なんかをこちらの記事
Windows10にPrimo Ramdiskをインストール・設定した(2020年5月版) - ガデュリン
に書きました。詳しい設定なんかはこちらをどうぞ。


自宅PCをWindows7 64bit化したついでにSSD搭載+メモリも32GB搭載したので、RamDiskを作ってメモリを活用しようと思ったところ、そこそこ種類がある。結論から言えばPrimo Ramdiskにしたんだけど、それに至るまでRamDiskソフトを試した結果を書いてみる。

要件

  • Windows7 64bit対応
  • Ramdiskドライブのドライブレターを任意の文字に固定できること
  • PC起動後、自動的にRamDiskが使えること
  • NTFSフォーマットであること
  • RamDiskの導入によって起動時間が長くならないこと
  • 20GB程度サイズのRamDiskを作成できること
  • 別にシェアウェアでもいい

こんな感じかな。

RamPhantomEX

RamPhantomEXIODATAのソフト。64bitの場合は作成できるRamDiskのサイズ制限も無いしPC起動直後から使えるしNTFSだしいい感じ…?なのだが、何となく嫌

RamDisk作成の際の設定に「高速作成」というオプションがあるんだけど、これが「内部的に何をやってるかわからなくて嫌」な感じがしたのでパス。「高速作成」でない方のオプションは、RamDisk作成が遅いようなので論外。

Gavotte Ramdisk

無料。なのだが、デフォルトがNTFSでなかったり、バッチを実行したりレジストリに書き込んだりと準備が面倒臭過ぎる。却下。こんなもんバッドノウハウの典型的な例でン時間費やすならさっさとソフト買った方が早い。

Dataram RAMDisk

有料。無料版は4GBまで作成できる。が、20GBくらいのRamDiskを作りたいので購入して使ってみた。NTFSだと、起動後にドライブを手動フォーマットする必要がある。それは面倒なのでFAT32で作成しておけば、起動後FAT32RamDiskがすぐ使える。が、欲しいのはNTFSのRAMドライブなので、NTFSにフォーマット(もしくは変換)するバッチファイルを書こうとしてみたが、完全に自動でFORMAT(又はCONVERT)コマンドを完了させるのは無理くさい感じ。PC起動直後からNTFSRamDiskという要件は満たせなさそうなので断念。

一応、Ramドライブをイメージファイル化しておき、起動後にそれを読み込むことで「PC起動直後からNTFSRamDiskを使う」という要件を満たすことができるのだが、これがまた遅い。20GBサイズのRamDiskをPC起動時に読み込んでRAMドライブを作ろうとしているので、これが遅い遅い。というわけで却下。

Primo Ramdisk

本命。有料。ちょっと前までVSuite Ramdisk IIという名称だったらしい。今はPrimo Ramdiskという名称。機能的には大差無いはず。これが、要件を全部満たせるのでこれに決めた。

  • Ramdiskドライブのドライブレターを任意の文字に固定できること
  • PC起動後、自動的にRamDiskが使えること
  • NTFSフォーマットであること
  • RamDiskの導入によって起動時間が長くならないこと
  • 20GB程度サイズのRamDiskを作成できること

ちなみに、Primo RamdiskRamDisk作成の際に、SCSIディスクか論理ディスク(Direct-IO diskという選択)かを選択できる。論理ディスクにしておいた方がスピードが速いらしい。やったことはないけど、SCSIディスクを選択すると コンピュータの管理→ディスクの管理 で、ディスクが表示されるようになる。論理ディスクの場合は「ディスクの管理」にRamDiskは表示されない。
余談だけど、Dataram RAMDiskなんかは「ディスクの管理」にRamDiskが表示されるようになる。一般的なRamDiskソフトはRamDiskバイスを作ってるみたいですね。

まぁそんなわけでPrimo Ramdisk、他にもたくさん機能があるのでオススメです。有料だけど。