Google Chromeのパスワード設定で「このサイトでは保存しない」を解除する

Google Chromeではサイト毎にパスワードを覚えられるから便利ですよね。ですが、一旦「このサイトでは保存しない」を選択してしまうと、もうそのサイトではパスワードを覚えさせることができないという困ったことになります。

で、僕も実際、間違って「このサイトでは保存しない」を選択してしまったことがあるのですが、mixiのログインなんかは非常に手間がかかって面倒です。それで何とかこの設定を解除する方法は無いかと探していたところ、発見・解決したので備忘録としてメモメモ。

まずはSQLiteを用意。

ここからダウンロードできるはず。

コマンドプロンプトから、「Web Data」ファイルを引数に、SQLiteを実行

Web Dataファイルの場所:

Windows Vistaの場合
C:/Users/(ユーザ名)/AppData/Local/Google/Chrome/User Data/Default/Web Data
Windows XPの場合
C:/Documents and Settings/(ユーザ名)/Local Settings/Application Data/Google/Chrome/User Data/Default/Web Data

(実行例)

C:\tool\SQLite\sqlite3.exe "C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Web Data"
SQLite version 3.6.11
Enter ".help" for instructions
Enter SQL statements terminated with a ";"
sqlite>

loginsテーブルを参照し、目的のサイトのURLを確認する

一列目のデータが目的のURLですね。

sqlite> select * from logins;
… 色々出力される …
https://mixi.jp/|https://mixi.jp/login.pl|… 色々なデータ …
… 色々出力される …

目的のWebサイトのblacklisted_by_user列を0に更新

「loginsテーブルを参照し、目的のサイトのURLを確認する」で表示された1列目のデータが、パスワードを保存したいWebサイトのURLです。その値をキーに、loginsテーブルのblacklisted_by_user列を0に更新します。
(ここでは、mixiを例にします)

sqlite> update logins set blacklisted_by_user=0 where origin_url="https://mixi.jp/";

SQLiteを終了

sqlite> .exit;