先日、iPhone4Sを購入したのでせっせとiPhone3GSのときにインストールしたアプリをもう一度インストールしたりしていたら、iDicの辞書インストール方法が以前のバージョンと変更されていることに気付いた。
なので以前書いた「iPhoneアプリのiDicを購入して、EPWING形式の辞書を導入してみた」エントリの内容が使えなくなったのでこれを機に修正版を書いてみる。
ちなみに「iDicて何?」な人向けに説明すると、iDicは自分で辞書データを用意する電子辞書です。EPWINGと呼ばれる形式のデータを用意することにより、どんな辞書・辞典でも同じアプリから使用できます。iDicだと、同じ検索語を複数の辞書から横断的に検索できるので、自分のiPhoneに複数の辞書データをインストールすると、iPhone+iDicが最強の電子辞書になっちゃうわけです。
では。結論から言うと、
でした。以前はDiskAidを利用できたのですが、バージョンが新しくなって(iDic 1.99で確認)からは脱獄したiPhoneでないとDiskAidでコピーできないとのこと。
で、有線によるデータコピーができなくなったため、無線LAN環境が必須となりました。*1
データコピーにFFFTP*2を使う以外は、後の方法は多分同じです。
まずはiDicの購入から。
■iDic(iTunes)
FFFTPでiDicに接続
iPhoneルートディレクトリにディレクトリを作る
辞書って複数使いたいですよね。というわけで、iPhoneのルートディレクトリにディレクトリを作りましょう。以下は僕のiPhoneの例です。フォルダ名は適当につけて構いません。
/ --+ (ドライブルート) | +-- 01_KOJIEN --+ (広辞苑フォルダ) +-- 02_KOKUGO --+ (国語辞典フォルダ) +-- 03_EIWA --+ (英和辞典フォルダ) +-- 04_WAEI --+ (和英辞典フォルダ) | (その他色々)
辞書ファイルのコピー
次に、EPWING形式の辞書ファイルを用意します。市販なりWebなりで入手した辞書パッケージのインストールCDのどこかに、「DATA」と「GAIJI」フォルダが存在します。(辞書によっては、「GAIJI」フォルダは無いかもしれません)
その階層から一つ上のフォルダに移動すると、辞書名?のようなフォルダ名になっていると思います。ここでは仮に、「SNMKG99」フォルダ*4とします。以下のような階層を想定します。
/ --+ (ドライブルート) | +-- 01_KOJIEN --+ (広辞苑フォルダ) | +-- 02_KOKUGO --+ (国語辞典フォルダ) | | | +-- SNMKG99 --+ … | | | | | +-- DATA -- … | | +-- GAIJI -- … | | | +-- CATALOGS (CATALOGSファイル) | +-- 03_EIWA --+ (英和辞典フォルダ) | +-- 04_WAEI --+ (和英辞典フォルダ) |
例えば、国語辞典の場合ならば上記のファイル・フォルダを準備します。
次に、FFFTPで「02_KOKUGO」フォルダ以下に、「SNMKG99」と「CATALOGS」をコピーします。
これで作業は完了です。iDicで国語辞典が使えるようになりました。
ちなみに、EPWING形式の辞書はAmazonで買えます。色々揃えるとiPhoneが最強の電子辞書になりますよね!
■iDic (iTunes)
■参考:iDic バージョン 1.99(ベータテスト中)の使用方法*5