macbookをSSDに換装してからやった事

先日はmacbookのHDDをSSDに換装しました。

では、今回はその続きというかMac OS Xのインストールとか、どんな設定をしたかをメモメモ。

SSDMac OS X Leopardをインストールする

SSDに換装した後は、macbook付属のOSインストールディスクを入れて、電源を投入します。するとDVDからブートして、インストーラが起動します。

それから以下の手順を行う。

  1. メニューバーの「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」を選択
  2. タブ「消去」を選択し、ボリュームフォーマット「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」を選択する。名前は適当に入れる。「MacSSD」とか。それから「消去…」ボタンをクリック。
  3. フォーマット?が終わったらディスクユーティリティを終了する

上記の手順が終わるとパーティションが作成されるっぽい。これをやらないと、購入直後のSSDLeopardをインストールできない。

  • 「インストールの概要」に戻り、「インストール」ボタンをクリック

すると、Leopardのインストールが始まる。

rootユーザを有効にする(Mac

前にもLeopardのrootユーザを有効にするエントリを書いたかもしれないけど…こちらのエントリを参考にしました。
http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-796.html

方法は、 アプリケーション / ユーティリティ / ディレクトリユーティリティ.app を起動し、南京錠アイコンをクリックして設定を変更可能な状態にしてから、メニューバー?の「編集」→「ルートユーザを有効にする」を選択すると、rootユーザが有効になる。

■追記
Snow Leopardでは「アプリケーション / ユーティリティ / ディレクトリユーティリティ.app」が見当たらない。探してみたところ、「システム / ライブラリ / CoreServices / ディレクトリユーティリティ.app」という位置にあるようです。
また、コマンドラインからもrootユーザを有効にできるようです。(参考:Snow Leopardでrootになるには(追記あり)

$ sudo passwd root

atimeの更新を無効にしてSSDの負荷を減らす(寿命とかプチフリ対策)(Mac

デフォルトの状態だと、atime(ファイルのアクセス時刻)が更新される設定になっている。どういうことかというと、例えば「cat test.txt」のようにファイルを参照しただけで、test.txtのatimeが更新される。

atimeが更新される設定だと、SSDへ書き込みが多いため、寿命やプチフリ対策としてはかなりよろしくない。なので、atimeの更新は無効にする。

macbook:~ sugarball$ su -   (rootになる)
macbook:~ root# vi /etc/rc.local

----- /etc/rc.localの中身 -----
#!/bin/sh

mount -u -o noatime /

----- ここまで -----

macbook:~ root# chmod 755 /etc/rc.local      (ファイルに実行権限を与える)
macbook:~ root# /etc/rc.local           (実行してみる)
macbook:~ root# mount               (上手くいったか確認)
/dev/disk0s2 on / (hfs, local, journaled, noatime) (「noatime」があれば成功)

ジャーナル(Journal)を無効にする(Mac

SSDは一般的にウェアレベリング、つまり書き込みブロックを分散して長寿命化を行っている。しかし、こちらのページによると、

一方、OSXのネイティブなファイルシステムとしてはHFS+が採用されているが、10.2で耐障害性向上の為にジャーナル(ロギング)機能、10.3でそのジャーナル機能のオーバヘッドを解消する為、 遅延再配置 と頻繁に使用するデータを纏めてHDDの外周に配置し高速化する Hot-File-Adaptive-Clustering という機能が追加されている。

とのことなのだが、これが問題で、ジャーナル機能がウェアレベリングの邪魔をしてしまう。よって、ジャーナル機能を無効にしておく。

macbook:~ sugarball$ sudo diskutil disableJournal /
macbook:~ sugarball$ sudo mount
/dev/disk0s2 on / (hfs, local, noatime) (「journaled」が無ければ成功)

Windows Vistaをインストールする

Leopardのアプリケーションフォルダ / ユーティリティ / Boot Camp アシスタント.app を実行して、BootCampアシスタントを開く。適当な領域をWindows Vista用に確保し、Vistaをインストールした。

Vistaインストール後、LeopardのDVDからVista用のドライバをインストールする。再起動すると、タッチパッドでマルチタッチが使えるようになる。右クリックは2本の指。

SP1もあてておく。

ページングファイルを無しにする(Windows

これもSSDのための設定。Vistaではページングファイルが有効(≒HDDのスペースをRAMとして扱う)になっていると、ディスクアクセス頻度が高くなり、SSDの寿命的によろしくない。macbookは一番安いBTOでも2GBのメモリを搭載しているので、ページングファイルは無しでも問題無い。

コントロールパネル → システム → システムの詳細設定 → パフォーマンスの「設定」 → パフォーマンスオプションの詳細設定タブ → 仮想メモリの「変更」
とたどって、ページングファイルを無しにする。設定変更後は再起動が必要。

デフラグスケジュールをOFFにする(Windows

SSDはランダムアクセスに強いので、デフラグを行ってディスク上のデータを連続させる必要が無い。というか、デフラグしていない状態(≒データがディスク上に分散している状態)でも速度や寿命には全く問題ない。

というか、SSDに対してデフラグを行うと、激しく読み書きといったディスクアクセスを行うことになり、SSDの寿命が減ってしまう。

例えばCドライブならば、コンピュータ → Cドライブを右クリック → プロパティ→ 「ツール」タブ → 「最適化する」ボタンをクリック → 「スケジュールどおりに実行する(推奨)」のチェックを外す

とすることで、デフラグスケジュールがOFFになる。

あと、ここのサイトの「4.アイドル時とシステム起動時の自動デフラグを停止」ではレジストリを変更しているが、僕はまだやってません。上の「スケジュールどおりに実行する(推奨)」のチェック外しだけじゃ不十分なんだろうか。

プリフェッチの停止(Windows

こちらのサイトを参考にしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/wine100per/36614261.html
説明はさておき、レジストリエディタ(スタートメニューで「regedit」と入力)を開き、

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\PrefetchParameters

のProntOnSecureDesktopの値を1から0に変更する。

ディスクの書き込みキャッシュを無効にする(Windows

SSDはランダムディスクアクセス速度が早いので、ディスクの書き込みキャッシュはあまり用を成さない。ので、無効にしておく。書き込みキャッシュを行わない分、パフォーマンスは上がるはず。
これまたVistaで Cドライブを右クリック → プロパティ → タブ「ハードウェア」で全ディスクドライブからSSDを選択し、「プロパティ」ボタンをクリック → タブ「全般」の「設定の変更」ボタンをクリック → タブ「ポリシー」で「ディスクの書き込みキャッシュを有効にする」チェックを外す

とすると、ディスクの書き込みキャッシュが無効になる。

Vistaの暗転しないようにする(Windows

http://weekly.ascii.jp/2008/11/vistauac.html
を参考にしました。

またもやレジストリエディタで

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System

のProntOnSecureDesktopの値を1から0に変更すると、画面が暗転しなくなる。ダイアログでは相変わらず聞いてくるが、別のウインドウに移動して作業を続けることができる。

右commandキーをAltキーにするとか、キーマップを変更する(Windows

Vistaで使えるキーマップ変更ソフトKeyCtrlを使った。

KeyCtrl.exeを実行するとき、右クリック→管理者として実行 とすることを忘れずに。

僕は→commandキーをAltキーに変更して、「かな」キーを「全角/半角」キーに変更しました。これでAlt+F4とかCtrl+Alt+Delがやりやすくなります。。

起動音(「ジャーン!」)を消す(Mac

今度はLeopardの設定です。公衆無線LANスポットでmacbookを使用するので、あの「ジャーン!」は鳴らないで欲しい…と思ったところ、あの起動音は無効にできるようです。

こちらのサイト
http://aeroforceone.at.webry.info/200807/article_10.html
を参考に、StartupSound.prefPaneをインストールすることで、起動音を消音する設定が可能になります。

sshを有効にする(Mac

別マシンからsshログインや、scpによるファイルコピーをしたいので、sshを有効にします。以前のエントリにも書いていて、

Dockから「システム環境設定」→「共有」を開き、「リモートログイン」にチェックを入れる。あとは、sshログインしたいユーザーのアクセスを許可する。簡単だ。。

とすればOK。

ちなみに、snow leopardではチャレンジレスポンス認証になっているらしく、これが非常に面倒くさいのでプレインテキストでログインできるようにします。 /etc/sshd_config の PasswordAuthentication を yes に設定します。こちらのサイトが参考になりました。

$ sudo vi /etc/sshd_config

変更前:#PasswordAuthentication no
変更後:PasswordAuthentication yes

ことえりの設定(Mac

過去のエントリにも書いていたのだけど、ことえりの設定を変更する。やっぱり僕は基本的にWindowsユーザーなので、MS IME的な設定にしておきたい。Atokはソフト買ってないから使っていない。

デフォルトの状態だと、

「ぇ」などの小さい文字が、「la(エルエー)」で出てこない。「xa(エックスエー)」で出てくる。「la」でも出てよ。

という状態なので、メニューバーの「A」もしくは「あ」をクリックし、「環境設定を表示」を選択してことえりの環境設定を開く。

「入力操作」タブの中の「Windows風のキー操作」にチェックを入れる。これで「lu」と打つと「ぅ」と入力できる。

■追記
全角のスラッシュの位置のキーを押すと、デフォルトでは全角「/」が先に表示され、かなり鬱陶しい。「・(中黒)」を表示させるには、ことえり環境設定→入力文字→「/キーで入力する文字」に『・(中黒)』を選択すればOK。

いずれは

メモリを4GBに増設したいと思います。なんかVistaの設定が多かったけど、LeopardVistamacbook上で良い感じに動いています。SSD最高。

■追記
これでメモリ4GBに増設したよ!

Finderに現在のフォルダのパスを表示させる(Mac

デフォルトの状態だと、Finderに現在のパス(位置)が表示されないので不便。そこで、Finderの「表示」→「パスバーを表示」を選択すると、Finderに現在のパスが表示される。



■さらに追記

XP・Vistaでファイルへの最終アクセス日時の更新を無効にする

XP・Vistaでファイルへの最終アクセス日時の更新を無効にする(SSD利用時に有効)
WindowsSSDを使う場合、ファイルへの最終アクセス日時の更新も無効にした方が良いので、あわせてコチラも。


■また追記

Windows Vistaで8.3形式の短いファイル名を生成しないようにする(多分XPとWindows7でも可)

Windows Vistaで8.3形式の短いファイル名を生成しないようにする(多分XPとWindows7でも可)
VistaやXPなんかでは、デフォルトで8.3形式の短いファイル名を生成する設定になっているので、それを無効にします。
余計なファイル名を生成しない=SSDにも優しい、ということで。

RamDiskについて

SSDを導入する以上、ディスクの損耗?を避けるためにRamDiskの設定は必須なわけで。いろいろRamDiskソフトを試してみた使用感とかをこちらに書いた。
RamDiskをいろいろ試した結果Primo Ramdiskにした


結論から言うと、特にWindows7 64bitにおいてはPrimo Ramdiskがお勧め。